好評をいただいてる「守口市名所旧跡案内」。
今回は、守口市大庭町にある「八坂瓊神社(やさかにじんじゃ)」を紹介します。
八坂瓊神社(やさかにじんじゃ)
創立の年代は明らかではないが、疇昔(ちゅうせき)より鎮座されていた。
京都祇園の八坂神社の御祭神を勧請したと伝えられています。
文化十四年(1817年)より京都葉室殿の御祈願所となり、毎年例祭には葉室殿より高張提灯御紋附二張、御膳一膳、青銅一貫匁を供進せられた。
社殿は慶長年間、大坂の役に兵火のため炎上し、元和九年(1623年)に藤原朝臣赤楚藤兵衛が造営した。
現在の社殿は明治十一年(1878年)に、その赤楚重五郎、与八が造営したものです。
境内地は一、一二二平方米を有し、境内末社に稲荷神社、開墾神社を祀っている。
開墾神社は由緒書(社蔵文書)に「往昔より鎮座あり、河内国川流の後葭草の処、村人二十四名相互に土地を開墾し、五穀を蒔付くるに、繁茂成熟して種実を得るに至る。彼此境界無く殆んど分界し難し依って磅爾を設け立て名を道祖神と仰ぎ奉祀す」と書かれています。
【八坂瓊神社(やさかにじんじゃ)】
住所:守口市大庭町2丁目25
御祭神:素盞嗚尊(すさのおのみこと)
ひとこと
すぐ近くに、正覚寺や正迎寺もありますから、続けて見学するのがオススメです。