好評をいただいてる「守口市名所旧跡案内」。
今回は、守口市八雲北町にある「八雲神社(やぐもじんじゃ)」を紹介します。
八雲神社(やぐもじんじゃ)
八雲神社は、「河内名所図絵」には三社権現といわれ、中央に素盞鳴尊、左に菅原道真公、右に八幡大神の三神を祀られており、旧の八番村・北十番村・下島村・南十番村の下番四ヶ村の氏神です。
本殿は、三間社流れ造で、向拝の中央柱間には虹梁を通さないという、北河内では珍しい形式を持ったものです。
しかし、江戸時代中期には一間社流れ造であったものを、天保年間(1830~1844年)に現在の三間社形式に再建したものと推定されています。
また、八雲神社の秋祭りでは、旧の八番・北十番・南十番・下島から各1台づつと、新たに八雲中町から1台を加え、合計5台の山車(だんじり)が村中を練り込みながら争って宮入する様子は壮絶で、貴重な民族文化財です。
秋祭りは毎年10月の第3土・日におこなわれています。
また、神社の参道の入口まで見に行ったのですが、この神社には鳥居がありませんでした。
【八雲神社(やぐもじんじゃ)】
住所:守口市八雲北町2-15-1
御祭神:素盞鳴尊(すさのおのみこと)、応神天皇(八幡大神)、菅原道真公
ひとこと
すぐ近くに十一面観音立像(国の重要文化財)のある光明寺がありますので、一緒に見られることをオススメします。