好評をいただいてる「守口市名所旧跡案内」。
今回は、守口市大庭町にある「正覚寺」を紹介します。
正覚寺(しょうかくじ)
もとは大念仏宗来迎寺の末寺でしたが、明治5年(1872年)に浄土宗となりました。
古くには大伽藍(だいがらん)があったと伝えられていて、延宝年間(1673~1681年)に浄土宗の僧が住み、享和元年(1716年)に最誉円察(さいよえんさつ)が再建中興したとされています。
境内には、室町時代の石造地蔵菩薩が多数保存されており、中でも特に珍しいのが、慶長十五年(1610年)の銘がある守口市で唯一の石造板碑十三仏です。
板碑十三仏は、鎌倉時代の末頃から江戸初期まで、各地の真言宗系の寺院で造られ、檀信徒の回向の本尊として使用されていました。
【正覚寺(しょうかくじ)】
住所:守口市大庭町2丁目18−7
ひとこと
近くに正迎寺(しょうごうじ)もありますので、続けて見られますよ。