好評をいただいてる「守口市名所旧跡案内」。
今回は、守口市南寺方にある「喜左衛門紀念碑と伝和泉式部供養塔」を紹介します。
「喜左衛門紀念碑と伝和泉式部供養塔」
旧寺方荘を始めとする12ヵ所村一帯は排水の便が悪く、村民は常に悪水に悩まされていました。
村民はたびたびこの地に樋を設けることを幕府に願い出ましたが認められなかったので。南寺方村の庄屋喜左衛門は寛永11年(1634年)についに意を決し、適地に樋を築き水害を一層しました。
樋はそのまま置かれましたが、喜左衛門は幕府を無視したとして、翌年3月15日に処刑されました。
明治15年(1882年)、12ヵ所村の人たちは喜左衛門を慕ってここに碑を建てました。
喜左衛門の碑の右側にある石造り宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、和泉式部の供養塔と伝えられています。
寺方提灯踊発祥の地
【喜左衛門紀念碑と伝和泉式部供養塔】
住所:守口市南寺方中通1丁目5
ひとこと
非常に分かりにくい場所だったのですが、敷地内に「火の見櫓」が建っているので、それを目印にするとわかりやすいかもしれません。