恒例の「守口市名所旧跡案内」の第2弾です。
守口市に住んでる方なら、京阪国道の八島交差点角のマクドナルドはご存知だと思うのですが、
実は、ここも名所旧跡の一つなんです。
白井家 大塩平八郎ゆかりの書院跡地
マクドナルドの敷地の一番端(南東側)に小さな石碑と案内板が設置されています。
案内板が劣化してバキバキの状態ですので、書かれている内容を紹介しておきます。
【案内板にかかれている内容】
この敷地内には、江戸時代に守口町の豪農白井家の邸宅があり、その一角に建つ書院を、世間では「大塩平八郎ゆかりの書院」と呼んでました。
天保年間の初め、全国的に飢饉が続き、大坂市中にも犠牲者が続出しましたが、大坂町奉行所の役人は、なんら対策を立てることができず、また市中の商人はそれを機会に利益を得ようとしました。
そこで、東町奉行所元与力であり、陽明学者でもあった大塩平八郎は、幕府や商人に天誅を加えて窮民を救うべく、密かに門下の与力・同心及び近在の富農達と謀って、兵を挙げました。
これが天保八年(1837)二月十九日の「大塩平八郎の乱」です。
当時の白井家当主の孝右衛門は、大塩の私塾洗心洞の有力門人として、経済的な支援を行っており、門弟の中心的人物でした。
大塩はこの白井家の建物の一室で、守口近郷の農民達に講義したと伝えられています。
守口市内でも数少ない、歴史上の人物にゆかりの地であったといえます。
平成二十三年六月 守口市教育委員会
ひとこと
これほど歴史的に意味のある所にまさかマクドナルドが建っているとは思いもしないですよね。
今度、八島のマクドナルドに行かれた時はぜひ確認してみて下さいね。
すぐ近くに樹齢500年の「難宗寺の大いちょう」もありますので、良かったら読んでみて下さい。
斜め向かいにある自転車置き場は「守口宿本陣跡」になります。