好評をいただいてる「守口市名所旧跡案内」。
今回は、守口市金田町にある「式内 津嶋部神社」を紹介します。
式内 津嶋部神社(しきないつしまべじんじゃ)
津嶋部神社は、高瀬神社とともに「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に記された由緒ある神社です。
元和元年(1615年)5月の大坂夏の陣の兵火で社殿が炎上したと伝えられますが、その後何度も再興されてきました。
元禄年間(1688~1704)に再建された社殿は、現在の社殿とほぼ同じ規模を誇る相当大きなもので、当時の隆盛がうかがえます。
大阪府下で最古の紀年銘を持つ石造狛犬
また、この津嶋部神社には、大阪府下で最古の慶長13年(1608年)の紀年銘を持つ、芴谷石製(しゃくだにいし)の石造狛犬が伝わっており、現時点では府下で最古の紀年銘を持つ狛犬で、平成12年(2000年)に守口市の有形文化財に指定されています。
【式内 津嶋部神社】
住所:守口市金田町6-15-6
御祭神:津嶋女大神(つしまめのおおかみ)、素盞鳴尊(すさのおのみこと)、菅原道真公
ひとこと
これまでにいろいろ守口市の名所旧跡を廻ってきましたが、大阪夏の陣で兵火にあった所があまりにも多くてびっくりしました。