好評をいただいてる「守口市名所旧跡案内」。
今回は、守口市土居町にある「守居神社」を紹介します。
守居神社
守居神社は京阪電車の土居駅前の「ポポラーレ土居」という商店街の中にある神社です。
延喜十八年(918年)淀川洪水の時に、西南石礫の渕で「我天道神也、我を祀れ」と振鈴の声でお告げがあったので、「土を居いて」お祀りしたのが始まりと伝えられ、祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)・別雷命(わけいかずちのみこと)と記されています。
社名は、守口と土居の各一文字を用いて「守居」と呼称されています。
守居神社には、昭和56年(1981年)に大阪府して有形文化財に指定された「守居神社刀一口」という宝刀があります。
この刀は茎(なかご)に「備中守橘康廣(びっちゅうのかみたちばなやすひろ)」の銘があり、刀匠の一派である近江石堂派のわかれで、江戸時代の寛文年間(1661~1673年)頃、大坂に出て作刀し、大坂石堂派の祖となった康廣の遺品であります。
刃文は焼幅の広い丁字乱れが特色で康廣の代表作の一つに数えられています。
宝刀の展示は原則行っていませんので、画像は守口市役所のホームページからお借りしました。
奥に行くと「稲荷神社」もありました。
【守居神社】
住所:守口市土居町2-22
御祭神:素盞鳴命(すさのおのみこと)、賀茂別雷神(かもわけいかずちのみこと)
ひとこと
すぐ近くに実悟上人御旧跡の「清澤寺」もありますので、続けて見られますよ。